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2017年10月8日日曜日

腕木式方向指示器11

電気式の大半はソレノイドコイルを使ったものですが、モーターの正逆転を利用したものもあります。
メトロ工業が昭和28~38年に製造したもので、製造時期により指示矢の色やプレスの細部に違いがありますが、ケース長さ約230mmの同一タイプのみです。
アポロ大型よりやや小振りです。
電圧は6、12、24Vあります。
時代を感じさせる当時のパンフレット



上から下へと新しくなります。
緑色のも製品の地色は同じです。
写真では分かりにくいですが、初期のものはリブが中央にあります。
指示矢の色が赤からオレンジに移行するのは他社にも同じ傾向にあります。

細かく見ればキャップの長さも変化がありますが、時期的なものかは不明。

モーターの色は他にもあり、電圧とは無関係のようです。

駆動部はこんなんで、ギアボックスはカシメで密閉されてます。
圧着によるクラッチ機能があり、上げ下げ位置で急停止してもギアの歯が痛まないようになってます。


3ヶ所ある接点は指示矢側の接点と巧妙に接触し、指示矢の上げ下げ定位置の寸前に接触が外れモーターへの給電が止まって惰性で定位置に収まるようになってます。
ギアの抵抗力で、指示矢はそれぞれの位置に止まってます。
また、指示矢側の銅の丸い接点は上げ位置で通電して点灯するためのものです。



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