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2018年3月6日火曜日

VANの伯父さんは岡電パンタ

1951年
石津龍輔氏、岡山電気軌道第6代目社長のとき、石津式パンタクラフ考案。
1951年
石津謙介氏、大阪市南区北炭屋町14番地に石津商店を設立、のちのVAN JAC=有限会社ヴァンヂャケット。現・アメリカ村の原点。

いわずもがな画期的・岡電石津式パンタクラフと、

戦後ファッションの圧倒的先駆・VAN JACは、

1951年、同時に出現したのである!

しかも、どちらも岡山の石津さんです。
まったく異世界のお二人ですが、ふと気になって、「岡山の石津」で調べたところ、あっさりと簡単につながってしまいました。
なんと、パンタの石津龍輔氏はVANの石津謙介氏の伯父だったのです。
パンタ龍輔氏はVAN謙介氏をたいへんかわいがっていたそうで、少年期のVAN謙介氏はタダで岡電を乗り回していたらしいです。

またさらに、VAN謙介氏の兄・石津良介氏は、密かにマルクスを愛した文学・映画青年であり、柳田國男、土門拳らとも関係のある写真家だったのです。こちらは、pan良介氏と言えましょうか。


VANは、銀座・みゆき族の求心的ブランドとなり、

のちに日航や国鉄の制服もデザインしたとか。


そして、石津式パンタは、いまでも岡電のアタマに載っている。



土門拳に毎度震撼、

遠野物語に戦慄せしめられ・・

岡電3005に乗りたいなとぼんやり考えながら、

古着のVAN JACを羽織って散歩に出てみるに、

結局のところ、わたくしいち平地人にとって、
ここに挙げたお名前、すべての!みなさんは、
「うん、いまだにVanguardであることはたしかである」